クレジットカードを作るときや住宅ローンを組む時に耳にするクレヒスとはなにか？
クレヒスにはどんな種類があるのか？どうやって作られるのかクレヒスの作り方や確認方法など
クレヒス（クレジットヒストリー）にどんな情報が記録されていて、どんな意味があるのかこの記事では順番に見ていきますね。
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クレヒス（クレジットヒストリー）とは？
クレジットヒストリー、通称クレヒスはその名の通りクレジットカードを利用した履歴のことで、信用情報機関に記録されています。
クレヒスは、信用情報センターに会員登録している銀行やクレジットカード会社、消費者金融会社が自由に閲覧できるんです。
会員であるクレジットカード会社などは、住宅ローンなどのローン関係を組もうとした人やクレジットカードを申し込もうとした人のクレヒスを閲覧することで、
- 「この人はちゃんとローンを返済してくれそう」
- 「滞納履歴があるから、住宅ローンは断ろう」
- 「カードを発行しても大丈夫だろう」
など、申込者の信用状態を見て、カード発行やローン審査などの判断の参考にしているんです。
クレヒスが記録されている信用情報機関は3つある
まずはじめにクレジットヒストリーが記録、保存されている信用情報センターなんですが、日本に3つあるんです。
クレヒスが保存されている日本の信用情報センター
- 株式会社シー・アイ・シー（CIC）
- 株式会社日本信用情報機構（JICC）
- 全国銀行個人信用情報センター（JBA・KSC）
クレジット信用情報機関のCICについて
このサイトでは、楽天カードの申し込みを検討している方が多くご覧になっていると思うので、最も関連の深い信用情報機関であるCIC（株式会社シー・アイ・シー）について解説していきますね。
CICには毎月カード返済状況が登録されている
CICの主な会員は、クレジット事業を行う企業です。
割賦販売法に基づく貸し出しを行う企業は、「CIC」に登録することが必須になっています。
CICは割賦販売法と貸金業法という法律に基づく信用情報機関として国から指定を受けているので、クレジットカードの申込みをすると必ずCICにその事実が登録されることとなります。
なおCICでは、月に1回以上の情報更新が義務になっているので返済や遅延状況など、その人のカードについて最新情報が更新されて登録されているんです。
CICで確認できる情報の内容は？
CICに登録されていて、確認できる情報は以下の通りです。
CICで確認・登録できる情報
- 本人に関する情報
- 契約内容
- 支払い情報
本人に関する情報
氏名、生年月日、電話番号、住所、勤務先名、勤務先電話、 等
契約内容
契約の種類、契約の内容、契約年月日、契約終了予定日、支払回数、
極度額/内キャッシング枠、商品名、等
支払状況
請求額、入金額、残債額/内キャッシング残債額、
返済状況、経過状況、終了状況、等
クレヒスの中で一番重要な項目は
こんな感じで、かなり細かい情報が登録されているんですが、中でも特に気をつけて見られる項目（重要な項目）は、以下になります。
特に重要な項目
- 契約の内容（カードか個品割賦か無担保融資かなど）
- 残債額（この時点で残っている借入額）
- 返済状況（成約：順調に返済中、異動：長期の延滞＝危険）
- 入金状況（＝支払状況）
もっとも重要な入金状況は、過去2年間を遡って記号で記載されています。
このうち「$」マーク（＝請求額どおり入金済み）がついていれば問題ないのですが、「A」（＝予定の入金なし）か「Ｐ」（＝請求額の一部だけが入金済）がマークされていたら大変です。
こうした記号がマークがされている方には、新しく楽天カードを発行してくれない可能性が高くなります。
クレジット情報の入金状況表中の記号の意味
- $：当月の請求額どおり入金済み
- A：カード所有者事情で入金がなかった
⇒この表記があれば信用は落ちます - P：当月請求額の一部だけが入金済（一部のみ入金）
- B：カード所有者以外の理由で入金がなかった
- C：原因不明で入金されていない
- R：カード所有者以外から入金済み
- －：該当月に、請求自体がなかった
⇒これは問題なし - 空欄：クレジット会社から情報更新なし（例：クレジット利用なしの場合など）
クレヒスは本人でも確認することができる
自宅パソコンでクレヒスは開示申し込みできる
このようにローンを組む時やクレジットカードを申し込む時に金融機関などから勝手に閲覧されてしまうクレヒスなんですが、
クレヒスはカードを利用する本人（自分）でも確認することができるんです。
クレジットヒストリーの確認のやり方は4種類
現在、CICで自分の信用情報を確認（クレジット情報開示）する方法としては4種類あって、以下の中から選ぶことが出来ます。
- パソコンで開示
- 携帯電話で開示
※現在のところスマートフォンは不可 - 郵送で開示
- 窓口で開示
それぞれ、500~1,000円の手数料で「信用情報開示報告書」を発行してもらって確認することができるます。
なので楽天カードに限らず、新しいクレジットカードを申し込む前に自分のクレヒスを確認してみてもいいかもしれませんね。
・CIC「信用情報開示報告書」申し込みの方法（CIC公式サイト）
以上、クレヒスとは？CICで記録される一番重要な項目と入金状況記号の意味を解説します...という話題でした。
クレヒスの中でも一番ポピュラーなCICの入金状況表の記号の意味もなんとなくわかったのではないでしょうか。
クレヒスを自分で確認できるとは知らない方も、意外と多いので今回の記事が参考になれば幸いです。
クレジットカード利用を続けて、しっかりと返済して$マークをずらりと並べていけば、この人は信用のある人だとみなされて、将来の住宅ローンの審査にも有利に働くはずです。
がんばって良いクレヒスを磨いていきましょう！
知恵袋でもよく質問されている楽天カードとクレヒスについては、別記記事にまとめています。