どちらのクレジットカードがよりお得なのか?この2種類のカードのメリットとデメリットを徹底的に比べてみました。
結論をはじめに言ってしまうと、還元率や使い勝手などについてオリコカードと比較した結果、私の結論は楽天カードの方がメリットが大きかったです。
理由が知りたい方は、ぜひこの記事を読み進めていってください。
【関連記事】・アマゾン通販でも私が楽天カードを使う理由。Amazon Mastercardクラシックと比較したメリット
オリコカードと楽天カード 比較まとめ一覧表
いきなりですが楽天カードとオリコカード・ザ・ポイントについて一覧表にまとめてみました。
楽天カード | オリコカード・ザ・ポイント | ||
カードデザイン | 選べる
・ノーマル(銀色) |
選べない
ノーマル(黒色)のみ |
|
ポイント名称 | 楽天スーパーポイント | オリコポイント | |
ポイント還元率 | 原則 | 1%以上 | 1%以上 |
入会から6ヶ月間 | 1%以上 | 2% | |
Amazon.co.jp | 1%以上 | 2% | |
Yahoo!ショッピング | 1%以上 | 2% | |
楽天市場 | 3%以上 | 2% | |
年会費 | 無料 | 無料 | |
ETCカード年会費 | 540円 (会員ランク次第で無料) |
無料 | |
家族カード年会費 | 無料5枚まで発行可 | 無料3枚まで発行可 | |
新規入会特典 | 入会だけで2,000p 1ヶ月以内に1円以上の利用で3,000p さらに条件クリアで1,500p |
入会だけで1,000p 各種条件クリアで最大5,000p |
|
交換できるギフト券
(単位) |
対応なし | 500P→Amazonギフト券500円分 500P→iTunesギフトコード500円分 500P→ファミリーマートお買い物券500円分 など(500ポイントから) |
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交換できるポイント
(単位) |
2→1ANAマイル (50ポイント以上2ポイント単位) 1→1楽天Edy |
1000P→1000楽天ポイント 1000P→1000Tポイント 1000P→1000WAONポイント (1000ポイント単位) |
|
ポイント | そのままで利用できる
楽天市場の他、 |
そのままでは出来ない
ギフト券に交換か |
|
楽天カード | オリコカード・ザ・ポイント |
楽天市場以外ならオリコカードが高還元率
ポイント還元率でいえば、
楽天市場の楽天カード還元率は3%と圧倒的ですが、オリコカードならオリコモールを経由することで、Amazonやヤフーでも2%なのでポイント還元率ではメリットが大きいですね。
オリコカードは交換しないとポイントそのままでは使えない
ポイントの活用法で言うと、
楽天ポイントは提携店が多いので、楽天市場以外でもそのままポイントを活用できます。
一方オリコカードは、ポイント交換が原則になります。
500p以上単位でギフト券や別のポイントに交換しないとオリコポイントそのままで使うことはできません。
入会特典は楽天カードが圧倒的有利
楽天カードは入会だけで2,000ポイントもらえて、1ヶ月以内に1円以上楽天カードを使って申請するとさらに3,000ポイントもらえます。
利用でもらえるのは期間限定ポイントですが、楽天カードなら実際5,000ポイントは確実にもらえるイメージです。
一方オリコカード・ザ・ポイントは、入会でもらえるのは1,000ポイント。
さらにポイントをもうおうとするなら、キャンペーン期間内に10万円以上の利用して、かつ携帯料金や電気代のカード払い設定などをしなければなりません。
楽天カードのように、はじめての利用だけでのポイントプレゼントはオリコカードではありません。
ネット通販で「楽天市場は絶対に使わない!」という方はオリコカード・ザ・ポイントもいいでしょうが、通販するなら楽天市場は誰でも一度は使うんじゃないでしょうか。
そう考えるとやはり、楽天カードはかなりメリットが大きいカードですね。
ポイントについて比較すると
それでは一番気になるポイントについて詳しく見ていきましょう。
オリコカード・ザ・ポイントも楽天カード、どちらのクレジットカードもポイント高還元率で宣伝しています。
オリコカード・ザ・ポイントはその名の通り、ポイントを貯めることに特化したクレジットカードとしてOricoから登場しました。
まじめな優等生タイプという印象のカードです。
一方、楽天カードは派手な楽天カードマンやかわいい楽天お買いものパンダなどのキャラクターでテレビCMもばんばん流しています。
「ポイント貯まりやすい」「今なら8000ポイントプレンゼント」など、ポイントがいっぱい貰えるアピールが際立っているのも楽天カードの特徴です。
通常還元率では差がない
まずは原則的なポイント還元率を比較していきます。
- オリコカード・ザ・ポイントのポイント還元率は、常に1%以上!(100円で1オリコポイント獲得)
- 楽天カードの通常利用も、同じく還元率は1%。(100円で1楽天スーパーポイント獲得)
通常ポイント還元率は同率で、2つのカードに違いはありません。
オリコカードは入会6ヶ月間はポイントアップ
オリコカード・ザ・ポイントには、入会後6ヶ月間の特別ポイントアップ期間が設けられています。
この6ヶ月の間は、オリコカード利用で2倍のポイント還元率2%になるんです。
楽天カードにはこうした入会後○ヶ月はポイントアップというキャンペーンは現在ありませんので、これはオリコカードのメリットと言えます。
※楽天カードは不定期に楽天市場でポイントアップキャンペーンを行っています。
通販サイト経由のポイントアップで比べると
ここからが、少しややこしくなります。
読むのが面倒な方は、結論だけ見てくださいね^^
オリコカードを決済に使って、オリコモール経由でショッピングをすると、
通常のオリコカード利用分にプラス0.5%のポイントがゲットできます。(合計還元率1.5%)
オリコモールを経由するには会員登録が必要
オリコモールを経由して提携ショップで買物をするには、オリコポイントゲートウェイに会員登録する必要があります。
なおこの会員登録には資格が問われます。
eオリコサービスのご利用資格は、当社のクレジットカード、ローンカード、ショッピングクレジット、オートローン等のクレジット商品をご利用いただいている方とします。
(eオリコサービス利用規約より抜粋)
つまりオリコカードを持っている時点で資格ありとなって、住所やメールアドレスなどをネット上で入力することでオリコポイントゲートウェイに登録できます。
オリコモールには経由できるショップがたくさんある
オリコモールには、アマゾンや楽天市場、Yahoo!ショッピング、じゃらんやベルメゾンなどがあります。
オリコカード決済分の1%にプラスして、オリコモールを経由することで、原則0.5%の経由特典オリコポイントが加算されます。
加算ポイントは0.5%以上のこともあり、例えば楽天市場で買い物する際、ショップ(商品)によっては最大15%も還元してくれるというのが、オリコモールの売りになっています。
しかしこのオリコモールについて、現実のところでは0.5%加算のショップ(商品)が多いようです。
例えば、アマゾンやYahoo!で買い物するなら、
- オリコカード(オリコモール経由)決済:1.5%
- 楽天カード決済:1%
とオリコカードが一歩リードです。
楽天市場なら楽天カードがポイント還元率2%プラス
一方、楽天市場で買い物する場合は、
- オリコカードのオリコモール経由の通常ポイント1.5%
- 楽天カード決済で買い物をすると、通常ポイントは2%プラス
こうして比べると、たいがいは楽天カード決済の方がポイント還元率は高いと言えますね。
楽天会員ポイントはカード利用に関わらず別でもらえる
ちなみに楽天市場でお買い物する場合に、決済を
- 現金振り込み
- 代引き
- オリコカード
- 楽天カード
のいずれで行ったとしても、
楽天会員にログインして楽天市場で通販するなら、「楽天市場利用分」として楽天会員口座に1%~のポイントが付与されます。
こちらで獲得するポイントと、クレジットカード利用で獲得するポイントは別となります。
つまり楽天カード利用なら、合計3%分が楽天会員口座に入るというわけです!
楽天市場でのポイント還元率
- オリコカード・ザ・ポイント:1.5%+楽天会員分1%
- 楽天カード:2%+楽天会員分1%
最大15%還元が気になるけれど実際のところは?
オリコモール経由の楽天市場で最大15%が気になる方もおられるかもしれませんね。
でも楽天カードはキャンペーンをしょっちゅう開催しています。
「楽天市場で楽天カードを使うと、今なら○倍!」といったキャンペーンも多いんです。
特殊な場合は考えずに「オリコモールは1.5%、楽天カードは2%」と考えておけばシンプルでいいでしょう。
ちなみに楽天カードは、「0と5の付く日に楽天市場でお買い物するとポイント5倍になるキャンペーン」を毎月開催しています。
エントリーはその日毎にしないといけませんが、5倍は強力ですよね。
私も楽天市場で通販する時には、必ず5の倍数の日に楽天カードで決済するようにしています^^
適用条件や注意事項について詳しくは以下記事にまとめています。
【関連記事】・楽天カードは0か5のつく日に使うべし!還元率5%を確実にもらうための注意点
ポイント還元率のまとめ
結論として
ポイント獲得で考えるなら
- 楽天市場でよく通販するなら、楽天カードがお得
- アマゾンやYahoo!などで通販することが多いなら、オリコカードがお得
とざっくり考えて下さい。
面倒でもポイントをお得に貯めたいという方には、オリコカード・ザ・ポイントもいいかもしれませんね。
ただし、
- オリコポイントゲートウェイにも会員登録する必要がある
- 通販の度に、オリコモールを経由する必要がある
といったデメリットもあることをお忘れなく。
年会費で比較してみると
年会費で比べてみると、
オリコカード・ザ・ポイント、楽天カード共に永遠に年会費は無料です。
本カードの年会費に関しては、両者に違いはありません。
また家族カード発行に関しても、どちらのカードも手数料、年会費無料ですので、違いはありません。
ETC年会費ではオリコカード・ザ・ポイントがリード
どちらのクレジットカードもetcカードを付帯することが可能です。
ただし、オリコカード・ザ・ポイントはetcカードの発行手数料、年会費ともに無料なのに対して、
楽天カードは、etcカードの発行手数料については無料ですが、etcカード年会費は540円別途必要になるんです。
ここについては、楽天カードのデメリットと言えます。
ただし、楽天カードetcカード年会費ですが、ある条件をクリアすると次の更新から無料になるんです。
この条件は、高速道路でのetcカード払いをはじめ、スーパーやコンビニでクレジットカード払いをする方なら結構カンタンにクリアできることが多いです。
楽天etcカード年会費免除の条件などは別記事にくわしく解説しています。
【関連記事】・楽天カードのETC年会費540円を無料にする条件を解説します
たまに通販などで使うのは楽天カード、etcカードだけは別のカードと使い分けている方もおられるようですが、この使い方はおすすめできません。
なぜなら、使うクレジットカードはなるべく一つに集中したほうが効率的に貯まるからです。
楽天カードはETC年会費がかかるからと躊躇して、ETCカードを別カードにするのはもったいない。
楽天ETCカード年会費は普通に高速を良く使うだけでもスグに無料になりますよ。
ちなみに私は、2011年から楽天カードを申し込んで入会してから、ここ数年はetcカードの年会費を払っていません。実際に年会費免除になっている経験談をご参考下さい。
【関連記事】・楽天ETCカード年会費無料のお知らせが今年も来ました♪年会費免除のコツと実際届いたメール文面紹介
ポイント交換先はどうなのか?交換のしやすさで比べると
頑張ってクレジットカードを使って貯めたポイント。
ポイントの獲得しやすさも大切ですが、貯めたポイントの使い勝手の良さも重要です。
オリコカードのオリコポイント交換について
オリコカードザポイントの場合、もらえるポイントは「オリコポイント」になります。
このオリコポイントは、オンラインクーポン、ポイント移行、ポイント商品、提携カード会員限定 ポイント商品などに交換することができます。
この種類は豊富で、さすが天下のオリコというところでしょう。
具体的にいうと、オンラインクーポンは、
- 500オリコポイント → Amazonギフト券500円分
- 500オリコポイント → iTunesギフトコード500円分
- 500オリコポイント → ファミリーマートお買い物券500円分
など、500オリコポイントから交換できます。
他ポイントへの移行で言うと、
- 1000オリコポイント → 1000楽天スーパーポイント
- 1000オリコポイント → 1000Tポイント
- 1000オリコポイント → 1000WAONポイント
など、1000オリコポイントから交換可能。
500ポイントから交換できる商品(ポイントサービス)があるので、使い勝手は比較的いいですね。
楽天カードの楽天スーパーポイントの交換先は2種類だけ
一方、楽天カードで貯まる楽天スーパーポイントですが、交換できるサービスは、大きく2つ!
「2つだけ?」と不安になるかもしれませんが、内容がいいんです。
まずANAマイルに交換。
ANAマイルへ交換
2楽天ポイント → 1ANAマイル
(50ポイント以上2ポイント単位)
2ポイント単位で細かくポイントを交換できます。
飛行機をよく使われる方ならいいかもしれませんね。
しかし、交換で一番便利なのが、楽天Edyへの交換なんです。
楽天Edyに交換
1楽天ポイント → 楽天Edy1円分
(10ポイント以上1ポイント単位)
楽天Edyは使えるショップが桁違いに多い
Edyは驚く程に提携店が多い!
あなたも街中で楽天Edyのロゴを見かける機会が多いのでは。
楽天Edyが使える実店舗の例
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートをはじめとしたほとんどのコンビニ。
イトーヨーカドー、平和堂、阪急オアシスといったスーパー。
高島屋、阪急、阪神などの百貨店。
マツモトキヨシ、ドラッグユタカ、LIFORT、スギ薬局などのドラッグストア。
ヨドバシカメラ、ビッグカメラ、エディオン、TSUTAYA、ブックオフ、はるやま、ライトオン、マクドナルド、ガスト、タリーズなどなど
こうした実店舗だけではなく、多くのネット通販でも楽天Edyを使うことができます。
楽天Edyが使えるネット通販の例
Amazon.co.jp、DMM.com、ニッセンonlineなど
1ポイント単位で交換できることに加えて、この使い勝手はポイントとして別格ですね!!
楽天ポイントは交換しなくても使い勝手がいい
楽天ポイントは別サービスに無理やり交換しなくても、楽天市場だけではなく、様々なお店で使うことができるんです。
楽天ポイントが使えるお店の例
くら寿司、ミスタードーナツ、マクドナルド、ジョーシン、松坂屋、大丸百貨店、ダイコクドラッグ、ポプラ
などなど実店舗でも、楽天スーパーポイントは1ポイント=1円としてそのまま支払いに使うことが出来るんです。
そのまま使っても、楽天Edyに交換しても、使い勝手がバツグンにいい楽天ポイントが貯まる楽天カードは、オリコカード・ザ・ポイントと比べてもやはりオススメのクレジットカードと言えるでしょう。
まとめ
以上、オリコカードと楽天カードを一覧表で比較!ポイントの使い勝手の良さやメリットでも比べてみた...という話題でした。
いろいろな項目で楽天カードとオリコカード・ザ・ポイントを比較してみましたが、いかがでしたか。
オリコカード・ザ・ポイントも楽天市場以外でのポイント還元率は魅力なんですが、楽天市場を使うことがたまにはあるという方には、モール経由などのデメリットが気になります。
もちろん楽天カードは、入会と1円以上のカード利用でだけでもらえる特典ポイントも魅力ですし、
やはりポイントの貯まりやすさとポイントの使い勝手を総合的に判断すると楽天カードがおすすめという結論になりました^^
他のクレジットカードとの比較記事も書いていますので、よければそちらもご覧ください。